ロシア株式は魅力的な反面、日本では投資がしにくいです。日本進出をしていない企業も多いので日本での知名度はイマイチでも世界有数の大企業がゴロゴロいる魅力的なマーケットでもあります。今日はIT銘柄を紹介します
おすすめのロシア株式
ヤンデックス/Яндекс
ヤンデックスの事業内容
検索エンジン「YANDEX」の広告運営
タクシー配車サービスの運営
フードデリバリーサービスの運営
通販ECサイトの運営
乗換案内アプリや地図アプリ、翻訳アプリの運営
ヤンデックスのここがすごい!
ヤンデックスはロシア版グーグルと呼ばれておりロシアの民間企業ではトップクラスのメガテック企業です。街中を歩けばヤンデックスの文字を見ない日がありません。ネット広告事業が底堅い柱になっていますがUBERと共同でタクシー配車アプリを運営していた実績があり(今はヤンデックスが株式保有)事前料金製の強みを活かしてロシアのタクシー配車市場の7割程度を保持しています。最近ではウーバーイーツのようなヤンデックスデリバリーというサービスも始めておりこちらも国内では5割程度のシェアを持っています。
買い物代行サービスや通販にも手を出していたり、アメリカで自動運転の実証実験を行うなど今後の伸びしろも期待できます。
グループ企業に防衛産業や航空宇宙、海運まで含まれており足元も盤石です。
ヤンデックスの株式情報
市場:NASDAQ
通貨:ドル
価格:18USD(2022/2/24時点)
売上高:48億ドル(約5500億円)2021年度実績
利益:6億ドル(約700億円) 2021年度実績
一株あたり利益:0.7ドル(約80円)
時価総額:68億ドル(約8000億円)2022年4月27日時点
直近配当利回り:5%
オゾン/OZON
オゾンの事業内容
通販ECサイト「OZON」の運営
通販ECサイト「OZON」で購入した商品を受け取るピックアップポイントの運営
OZONで購入した商品の物流構築
生鮮食品のデリバリーサービス「OZON FRESH」の運営
トラベルサイト「OZON TRAVEL」の運営
クレジットカード「OZON CARD」の運営
オゾンのここがすごい!
オゾンはロシア版AMAZONと呼ばれる通販ECサービスの会社です。楽天が出資したことから日本国内ではいくつかニュースを見つけることが出来ます。モスクワやサンクト・ペテルブルグ等の都市圏では300拠点程度、ロシア全土では730個の拠点を保有しています。
無人ロッカーなども含めると拠点数は17000個もあります!
ロシア郵便等の安価で品質が悪いサービスやDHL等早いけど高いしか選択肢がなかったロシアの通販、物流業界に革命を起こした会社です。 アプリも使いやすく。都市圏では最短翌日、地方でも最短3日で購入した製品が届く優秀なサービスです。
引き取りも簡単でバーコードを見せるだけ!郵便局の局留めサービスを便利に簡素化したイメージです。
最近では更に利益率の高いAMAZONのFBAのような外部出品者を増やしたり1時間で届く生鮮食品のデリバリーサービスやロシア国内ではあまり一般的ではないクレジットサービスに力を入れています。 まだまだ成長中の企業なので今後がとても楽しみですね。今は先行投資に集中しているので赤字状態ですがTeslaやAmazonが同じ状態だったことを考えるとそこまで問題ないと思います。売上もパンデミック特需に乗り2020年度の18億ドルから2021年には30億ドルまで成長しています。
オゾンの株式情報
市場:NASDAQ
通貨:ドル
価格:11.6USD(2022/2/24時点)
売上高:30億ドル(約3500億円)2021年度実績
利益:-7億ドル(-約800億円) 2021年度実績
一株あたり利益:-3ドル(-約500円)
時価総額:25億ドル(約3000億円)2022年4月27日時点
直近配当利回り:0%
ロシアというと資源系の会社のイメージが強いけど結構ITに強い会社も多いんだね。
ITの会社の強みに詳しくなりたいならこの本がおすすめだよ